2016/05/22

雄勝町伊達の黒船太鼓保存会

1991年5月、宮城県桃生郡雄勝町(平成17年石巻市に広域合併)
町制施行50周年記念事業のひとつとして発足された創作和太鼓の団体。
観光客誘致の起爆剤としての役割を担い、地域の活性化と町民の誇れる文化活動を推進し精力的に演奏活動をしていました。

2011年3月11日に発生した東日本大震災では稽古場の雄勝公民館は全壊。使用していた楽器、衣装とも流され会員も被災しバラバラになり、一度は下を向いてしまいました。
しかし、様々な方々の支援と応援によって勇気を戴き地域の芸能として有るべき立ち位置を改めて胸にし活動を再開することができました。

流失した和太鼓の補充、修理は日本財団より支援をいただき、主になる衣装はコシノ・ジュンコ氏にデザインを手がけていただき、その原材料費などは日本ユネスコ協会連盟に支援していただきました。

そして、本当に様々の方々のご支援により今ここに立て、太鼓を土響かせることができています。

雄勝町の伝統になる芸能を次世代へ引き継いてもらう為の育成、雄勝町を知ってもらう為、そして町を離れざるを得なかった人達への心の篝火となるべく、400年前に伊達政宗公が密かに気に入ったこの雄勝から様々な御縁をつなげ、育てていけるよう「伊達」を胸に太鼓の音を響かせていきます。

国内外で精力的に演奏活動をする中で雄勝中学校で和太鼓指導も継続し後継者の育成をしている。また震災後に雄勝町胴ばやし獅子舞味噌作と協力し雄勝町内の獅子舞の実態調査や記録活動も行っています。


関連ページ:
[資料]伊達の黒船太鼓 - 新春和太鼓 みやぎの響き 「図南の響」「祝賀の舞」新曲発表 (1992年発行)

[資料]伊達の黒船太鼓 - 「赤心黒波」結成10周年祈念公演 (2001年発行)


公式サイト:
雄勝町伊達の黒船太鼓保存会



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